旧石井家住宅
2011年 12月 27日
こんにちは。
今日は鎌倉市植木にある龍宝寺の境内にあります旧石井家住宅をご紹介。

江戸初期から中期頃に建てられたものと推察されています。
もともと関谷にあったものですが、当時の龍宝寺の住職の寄贈により、現在の境内に保存するため移築されたものです。
たびたび修復されていますが、主要部材は当時の架構を活かして復元されたものです。

中に入ると、4間×3.5間ほどの広さの「ニワ」と呼ばれる土間があります。
その奥には一段上がった畳敷きの「ヒロマ」。囲炉裏が置かれた主要な生活の場です。

「ヒロマ」の奥には「オク」と「ナンド」があります。就寝や貯蔵スペースに使われていたのでしょう。
防犯のため、開口は少なく、中は薄暗い造りです。
雨戸には格子が付けられ、盗人だけでなく動物の侵入も防ぐような堅牢な造りです。
訪れた日は夏だったのですが、重厚な茅葺屋根、深い軒、ひんやりした土間にホッとした記憶があります。
文:菅原浩太
旧石井家住宅 所在地:鎌倉市植木128(龍宝寺) 国指定重要文化財
今日は鎌倉市植木にある龍宝寺の境内にあります旧石井家住宅をご紹介。

江戸初期から中期頃に建てられたものと推察されています。
もともと関谷にあったものですが、当時の龍宝寺の住職の寄贈により、現在の境内に保存するため移築されたものです。
たびたび修復されていますが、主要部材は当時の架構を活かして復元されたものです。

中に入ると、4間×3.5間ほどの広さの「ニワ」と呼ばれる土間があります。
その奥には一段上がった畳敷きの「ヒロマ」。囲炉裏が置かれた主要な生活の場です。

「ヒロマ」の奥には「オク」と「ナンド」があります。就寝や貯蔵スペースに使われていたのでしょう。
防犯のため、開口は少なく、中は薄暗い造りです。
雨戸には格子が付けられ、盗人だけでなく動物の侵入も防ぐような堅牢な造りです。
訪れた日は夏だったのですが、重厚な茅葺屋根、深い軒、ひんやりした土間にホッとした記憶があります。
文:菅原浩太
旧石井家住宅 所在地:鎌倉市植木128(龍宝寺) 国指定重要文化財
by kamakura-archi
| 2011-12-27 08:38
| 鎌倉名所旧跡案内