P・S Ⅲ

お待たせ致しました。

前回の重文の続きです。

先ずは、鶴岡八幡宮本殿より格が上な丸山稲荷社本殿をご覧下さい。
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鶴岡八幡宮末社丸山稲荷社本殿:鶴岡八幡宮の上宮西側の小高い丘(丸山と呼ばれている。)の上にあります。昭和42年に国の重要文化財に指定されました。鶴岡八幡宮境内にある現存する建物の中では最古の建物となり、1500年(明応9年)に造営されたものといわれ、一部の部材にはそれより古いものも含まれているようです。鶴岡事書日記によると1398年(応永5年)に初めて檜皮葺で造替されたとの記録があります。

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向拝柱と本体の柱が繋虹梁で繋がっており、流造りの構造です。非常に形が美しいですね。

八幡宮本殿より高い所にあるということは、此方の方が古いということです。非常に強い気を感じますね。
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次は旧一条恵観山荘です。
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旧一条恵観山荘:一条惠観は後陽成天皇の第9皇子で、江戸時代の初めに京都西賀茂川上に山荘を建てましたが、その建物が戦後になって鎌倉に移築されました。公家の建物で武家屋敷ではないのですが、数奇屋造りの格式ある建物です。現在は財団法人茶道宗篇流徧流不審庵が所有しております。

中は非公開ですので、申し訳御座いませんが、写真の公開は出来ません。

でも襖引手だけお見せ致します。
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月文字引手:江戸初期の銅製

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の字引手:江戸初期の銅製

そして最後に荏柄天神社本殿です。
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荏柄天神社本殿:唯一の鎌倉時代の建造物です。荏柄天神社 の本殿は、鎌倉に唯一残された鎌倉時代の建造物で、 もとは、鶴岡八幡宮若宮の 本殿でしたが、江戸時代に荏柄天神社の本殿として移築されました。
写真は、拝殿内からで、ここからが本殿になっており、外見からは拝殿がありますので、普段見ている荏柄天神は拝殿です。本殿ではないので、お間違いしないように願います。

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本殿写真です。流造りです。
此方も、内部は非公開になりますので、写真はお見せできません。
申し訳御座いません。

2回に別けての重要文化財(建築物)の触りだけになりましたが、具体的な耐震内容等は説明できませんでした。しかし、木造建築物を神聖化することは、日本の昔からの宗教的現象の本質的な特徴ではないでしょうか?フランスのデュルケムの観念だと、日常的の存在から区別され、これと交通するには特殊の手続を必要とし、これを侵せば超自然的制裁を受けると考えられるとあります。

木は神々が宿ると言われ、Tabooは見えないものですが、木造は自然の理に適うものであります。
非合理的なわりきれない東洋的な性格で、これからも真実を探求したいと思います。

文:木造特別委員 高野淳一
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by kamakura-archi | 2013-03-15 19:18 | 耐震診断

神奈川県建築士事務所協会鎌倉支部のブログ


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