光明寺 山門

鎌倉で立派な山門を持ったお寺といえば、光明寺、円覚寺、建長寺、英勝寺などがあ
りますが、もっとも大きいのがこの光明寺の山門です。

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典型的な二重屋根の二重門ですが、ほかの山門に比べてどっしりして見えるのは、
下の屋根の斗キョウが同様に三手先まで出ており、下部の屋根がほかの山門に比べ
て大きく見えるからでしょうか。下部の列柱に壁があるのも視覚的に影響しているよう
です。

また、円覚寺と同様に禅宗様の建物ですが、上層の屋根は扇状に拡がる扇垂木なの
に対し、下層は平行垂木となっています。
建長寺では上層、下層の屋根とも平行垂木を採用しています。
どちらにしても山門の構造上は、構造上は大きな隅木により軒先を出す形式に変わり
はないと思いますので、むしろ視覚的な効果を狙った意味のほうが大きいのかもしれま
せんが。

材木座の海岸近くにあります。関東大震災では津波が本堂まで達し、壊滅的な被害を
受けたそうですが、この山門は持ちこたえたようです。
いつ見ても圧倒されるほどの、堂々とした風格をそなえた山門ですね。

文:菅原浩太
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by kamakura-archi | 2012-02-10 19:51 | 鎌倉名所旧跡案内

神奈川県建築士事務所協会鎌倉支部のブログ


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